歯牙移植について〜右下6番に親知らずを移植した症例(4)最終回

こんにちは!

西新宿五丁目デンタルクリニックです。

前回は主に実際の親知らずの埋入〜根管治療の実際についてお話していきました。

今回は、移植歯について根管治療後、最終補綴、その後の経過に関してお話ししていこうと思います。

まずは、移植歯の即時埋入から根管治療、土台をたて、仮歯の作成まで3〜4ヶ月経ちました(中断がなければ仮歯まで最短2ヶ月のケースだったかも)

その後、一ヶ月仮歯を使用してもらい全く問題なく、動揺もなかったため

最終補綴を行いました!

最終的にセレックプライムスキャンにて撮影し、最終的なセラミックを

作成し、患者さんにセットしました!(画像は後ほど追加予定)

ここまで、4ヶ月!

今回はまずまずのスピード感で移植治療を終えることができました!

今後とも定期検診を行う必要がありますが、現在も問題なく機能しております。

最後に移植歯の予後についてまとめてみました!

歯牙移植は5~10年の中期的には高い生存率を示します。特に歯根未完成歯や若年者では特に良好な結果が期待でき、インプラントと同等の選択肢となり得ます。

しかしデメリットとしては、15年以上の長期的な生存率は低下傾向にあり、将来的な再治療の可能性も考慮する必要があります。

ですから、患者の年齢、歯の状態、移植部位の骨量などを総合的に評価し、適切な治療計画を立てることが重要となってきます。

最近、移植治療で調べて当院を訪れる方が多くなっております。

お困りの際は一度ご相談だけでも承っておりますので、ご連絡ください!

西新宿五丁目デンタルクリニック

小坂井 竜也