こんにちは!西新宿五丁目デンタルクリニックです
最近、「歯ぎしり、食いしばり」についてお困りの患者さんがとても増えております。

そこで、当院の考え方や対応についてお答えできる範囲でお話ししていきます!
当院では、歯ぎしりは、歯だけの問題でなく、噛み合わせ、筋肉、顎関節、社会的心理状況その他を含めた全体を診ていく治療を行っています。
歯ぎしり、食いしばりに悩まれる患者さんは大変多いのですが、
実はその症状についてお話をお聞きすると、多種多様な反応を耳にいたします。
まずは初めに代表的な歯ぎしり食いしばりが見つかるケースを3つほどご紹介いたします。
①歯ぎしり、食いしばり自体を自分気付かれた方もいれば、家族や身近な方に指摘されていらっしゃるケースが多いです。

②次に多いのは「歯や顎が痛い」など、症状が出てしまっているケースが多いです。実は「歯しみる」という症状も当てはまります。
症状が出ているケースはなかなか重症なことが多く、非常に悩まれている方が多いです。
③その次は、口周りの筋肉や首、肩こりなどの症状が出ているケースです。腰痛を訴える方もいらっしゃいました。意外と歯ぎしり、食いしばりから関連しているケースがあります。
この①②③単独の症状もあれば全て組み合わさったケースも多く存在します。
そして最大の難敵が歯ぎしり、食いしばりの原因が複合的なことが挙げられます。
その原因について3つほどあげていきます
①ストレス、不安、緊張
現代病とも言われる歯ぎしり、くいしばり。社会が求めるレベルが年々高度になっているので、当然すり合わせによるストレスは当然増えていきます。生きにくい社会ですね・・・
そのため、無意識による日中は過緊張によって起ったり、夜間のストレス発散を無意識に行っているケースが多く存在します。
真面目で、人柄の良い方ほど歯ぎしりや食いしばりの症状に悩まされている(しかも重症)方が多kのが心が痛いですね・・・
②噛み合わせ
噛み合わせの不調和が起こると、無意識にバランスをとったりすり合わせを行うことがあります。
顎の機能は非常に優秀で多少の不調和なら噛めるように微調整してくれます。

しかし、この不調和が大きい場合に無意識の調整が、筋肉や関節にダメージが発生してしまうのです。
③環境・習慣因子
夜間の食いしばりはもちろん、日中に食いしばりは実は多く、デスクワーク中の集中している時間に現れます。
通常の口腔内では歯と歯は離れており、歯と歯が噛み合っている状態だけでも悪影響なので、より悪い因子となってしまっております。

これらが複合的に合わさるのが、難敵たりうるところなのです。
だから、原因療法が非常に難しいのです。
さらに、無意識の領域を意識下に持っていく療法が効果的なのですが、もはや臨床心理療法の域に達しており、なかなか歯科医院ではガッツリ取り組むのは正直難しい・・・(触り程度はやります)
ですので、当院でまず行うのは対処療法です。
それは何か?というと「ナイトガード」を作成していくことです。

これだけ聞くと結局他の医院と大して変わら無いじゃん!
と感じてしまいますが、ただただナイトガードを作っておしまいなわけではありません。
ナイトガードを作成する事前に顎運動の動きの確認、口腔周囲筋の状態、トリーガポイント、姿勢、などなど多くの診断事項を確認しながら、完成後も顎運動を考えながら(できる限り自然な状態に戻す)調整を行っていく必要があります!
さらに、しっかり患者さんの背景を把握しなくてはなかなか解決に向かいません。
これらを把握し治療していくことこそが、当院の歯ぎしり、食いしばりに対しての対応となります。
詳しいお話は、ここでは書ききれないので、後日ブログに描いてみようかな、と思っております
今回は歯ぎしり、食いしばりについて書かせていただきました!
長くなってしまったので、続きは、また後日・・・
西新宿五丁目デンタルクリニック
小坂井 竜也





















