自分の歯を移し替える『歯牙移植』①左下6番相当部に左上親知らずを移植した症例

こんにちは!

東京都新宿区にて開業しています、歯科医院「西新宿五丁目デンタルクリニック」院長の小坂井竜也です。

今回は「左下6番の欠損部に左上親知らずの移植を希望された患者様」の症例になります。

※症例資料等は事前に患者から掲載許可をいただいております。

①初診時の診断

該当患者様は51歳男性の方、ホームページ等をお調べになって当院を受診されました。

 

パノラマレントゲンの確認です。左右反転して現像されます。

青丸部分の左下の6番相当部が欠損しており、数年が立っているとのことでした。

赤丸の左上の親知らずを青丸部分に移植希望されておりました。

 

欠損部は歯肉、顎骨の状態は良さそうです。

左上の親知らずも状態は良さそうでした。

この後、CT撮影をし診断を行い、移植治療適応可能症例でありました。

移植治療のメリット、デメリット、治療の流れを説明後、患者は移植治療を希望されました。

②左下6番相当部に左上親知らずを移植

まず、当日までに左上親知らずのレプリカを作成しました。

歯牙移植は特に歯牙レプリカは必須となります。

詳しくはこちらです

まず左下の欠損部に移植歯が入るようにトリミングをし、レプリカを試し入れしました。

出血がある写真は白黒に加工しております。

適合に問題がなかったため。左上の親知らずを抜歯し、歯根にエムドゲイン(歯周組織成長因子)を塗布し、移植を行いました。

事前にレプリカを試摘していたのでスムーズに移植を行えました。

糸を縫って固定し、当日の治療は終了しました。

治療後、1ヶ月以上は左側で食事をしないよう厳守していただきました。

③歯牙移植2週間後

固定を除去した状態です。

患者は違和感や痛みは生じておら、

移植歯の動揺はまだありますが、かなり安定していました。

状態が良いので、移植歯の根管治療を行いました。

③移植歯の根管治療

ZOOという器具を使用し、患歯の感染を防ぎながら、根管治療を行いました。

根管治療終了後のレントゲンです。

過不足なくお薬を充填できました。

④移植歯ファイバーコア、術後4ヶ月後の最終補綴(被せ物)

移植歯の根管治療終了後。ファイバーコアという土台を立てました。

移植後3ヶ月後、移植歯の動揺もなくなったので、仮歯を作成して

食事のリハビリを始めていただきました。

1ヶ月後(術後4ヶ月後)、お食事も問題なくできるようになったため、最終的な

被せ物を作成していきました。

顕微鏡で確認しましたが、問題ありません。

移植後4ヶ月後のレントゲンです。

まだ骨ができるので今後経過を追っていきます!

移植歯は経過を追っていくのが非常に重要ですので、定期検診を行う必要がありますが、

今回の治療は非常にスムーズに進めることができました。

全ての歯が移植が可能なわけではありませんが、適応となった場合、非常に有効な治療方法となり得ます。

現在歯牙移植は5~10年の中期的には高い生存率を示します。

特に歯根未完成歯や若年者では特に良好な結果が期待でき、インプラントと同等の選択肢となり得ます。

もし気になる方がいらっしゃったらお気軽にご相談ください。

 

西新宿五丁目デンタルクリニック

院長 小坂井 竜也

 

 

 

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